令和二年9月29日

2020年9月定例会質問

【はせがわ由美子議員】

うつ病対策について質問!

コロナ禍がもたらした経済的な影響や、人が集う機会が激減したことで精神面に不調を感じたりストレスを感じる人の割合が高くなっていることを指摘。うつ病対策である市のウェブサイト「こころの絆創膏」は相談窓口の案内や情報提供など取り組んでいるが、新たな取り組みとしてメンタルヘルスのセルフチェック、ストレスの対処など身近なスマートデバイスの様々な機能ともリンクした「こころの絆創膏」のアプリ化を提案したところ、市からは鋭意検討していくとの答弁がありました。

単身世帯等の死亡者への特別定額給付金の対応について質問!

高齢単身世帯など世帯構成員全員が国の定めた基準日である4月27日以降、申請を行うまでの間に亡くなられると給付金を受け取れなくなってしまう。つまり、申請書が行き渡るスピードが異なることで結果として受給資格に自治体格差が生じてしまう。本市の申請手続きの遅れを鑑み市独自の対応をしていくべきと質問。市は市独自に特別定額給付金相当額を支給できるよう早急に検討していくと答弁しました。

ひとり暮らし高齢者等の見守りについて質問!

新型コロナの拡大防止のため高齢者サロン等、地域活動、訪問活動の自粛が続き、高齢者のひきこもりや生活機能の低下、認知機能の低下が危惧されている。こうした高齢者の方々の実態を把握するとともにコロナ後を見据えICTを活用したオンラインサロンなど新しい生活様式を踏まえた見守り対策は急務であることを指摘し、更に高齢者緊急通報事業の「あんしん電話」の活用をもって対応するよう提案したところ、市からは今年度中に実態把握し必要な支援策を検討すると共に、あんしん電話の携帯型端末の導入についても検討していくとの答弁がありました。

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【吉岡まさのぶ議員】

生活困窮者支援におけるLINEの活用について質問!

多様な生活困窮者の相談を適切な支援機関に丁寧につなぐなど、自立へのサポートを行う本市の「仕事・暮らし自立サポートセンター」において、困窮度が深刻化する前に少しでも早く支援につなげるため、LINEを導入することにより、多くの年齢層や職種の方の相談に対応できるのではないかと質問しました。市からは、心理的障壁を引き下げるLINEの活用を検討し、気軽に相談しやすい環境整備を進めていくと答弁がありました。

SDGs(エスディージーズ)達成に向けた企業・団体と連携した取組について質問!

2030年を目標に、人類が直面する様々な課題の解決をめざすSDGsは認知度がまだまだ低く、企業が事業収益をあげ社会や地球環境の改善につなげるといった事業形態が求められており、コロナ禍の今こそSDGs加速への好機と捉え、SDGsに関心のある様々な企業・団体と連携する「SDGsパートナー制度」を立ち上げることを提案しました。市からは、本市独自のSDGsパートナー制度を作り、まずは民間金融機関等に制度への参加・協力を要請して参りますと答弁がありました。

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【三輪よしひろ議員】

GIS(地理情報システム)を活用した災害情報の可視化について提案!

災害時に、GIS(地理情報システム)をベースとした災害情報集約活動により、災害情報の収集・整理・地図化を通して、災害情報の可視化・一元化に取り組むべきではないかと提案。市からは、可視化・集約化は大変有効であることから、民間が開発した先進的なシステムを導入していくとの答弁がありました。

被災者支援システムの導入を提案!

災害によって被災した後、罹災証明書に表示する「全壊」「半壊」などの家屋被害調査の結果をデータ化し、それを住民情報データと連携することで、生活再建支援につながる被災者支援システムの導入を提案。市からは、被災者支援を全市横断的に総合的かつ効果的に実施できるよう、早期の導入に向けて検討するとの答弁がありました。

マイ・タイムラインを取り入れた小中学校における防災教育について質問!

災害に備えて避難するまでの取組みを、時系列にまとめておく、マイ・タイムラインを、児童生徒の危機予測、危険回避能力の育成につながることから、小中学校の防災教育に取り入れていく事を提案。
教育長よりマイ・タイムラインの趣旨を踏まえた教師用指導資料を各学校に配布し、児童生徒が避難行動計画について考え、実践できるように指導をしていくとの答弁がありました。

オンラインを活用した就労支援・人材確保支援について質問!

なごやジョブサポートセンターの、就職相談、各種セミナーなどの様々な就労支援や、中小企業の方々に対して、人材確保に向けた支援を、感染症防止に配慮し、オンラインを活用していくことを提案。
市からは、オンライン対応を本格的に導入し、求職者、中小企業を支援し、Webを活用したセミナーの開催をしてゆくとの答弁がありました。

高齢者の自転車死亡事故防止対策について質問!

高齢者の自転車死亡事故が増加する中、自転車乗車用ヘルメットの着用率向上を図るため、ヘルメット購入補助金の申請手続を簡素化するとともに、更なる助成や新たな啓発活動等の実施を提案。
市からは、申請手続の簡素化と、より一層効果的に啓発する機会を設けていくと答弁しました。

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【近藤かずひろ議員】

コロナ禍における熱中症対策としての高齢者へのエアコン設置助成を提案!

近年の災害に匹敵する暑さに加え、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛の影響で、高齢者が屋内において熱中症になり救急搬送されたりお亡くなりになる事例が増えていることから、高齢者に対するエアコン設置助成を提案しました。市からは「国の交付金等も活用し、次の酷暑期に向けてエアコンを所有しない高齢者に対する購入費の助成について検討してまいりたい」、市長からも「一番喜んでもらえる方法で実行したい」との答弁がありました。

市立病院における新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ病床の確保を要望!

感染症対策における、東部医療センターはじめ市立病院の役割に鑑み、新型コロナウイルス感染者の増加が危惧される秋冬期に向けて、コロナ患者用病床の確保と体制の整備、更に、現在使用を停止している、東部医療センターの旧東病棟を再度活用し病床を確保するよう要望しました。病院局からは「市立病院として更なる病床の確保に努めること、旧病棟を活用した病床確保のための調査を早急に実施する」との答弁がありました。

子どもの貧困を断ち切るための新たな学習支援について要望!

本市が実施している貧困の連鎖を断ち切るための学習支援事業について、高校生世代への学習支援事業は、高校生活への定着、いわゆる中退防止が主目的となっていることから、大学進学を希望する子どもたちへの学習面での支援強化を要望しました。市から「新たな学習支援策として、高校生世代への学習・相談支援事業におけるタブレット端末を活用したオンライン型学習支援サービスの導入を視野に入れ検討する」との答弁がありました。

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【たなべ雄一議員】

一般会計補正予算(第8号)について!

(1)新型コロナウイルス感染症対策インフルエンザ予防接種費用の助成
(2)新型コロナウイルス感染症自宅療養者配食サービス事業
新型コロナとインフルエンザの同時流行を回避するために、公明市議団で要望し市が予算化したインフルエンザ予防接種費用の助成について、対象者を生後6ヶ月から小学2年生までの子どもさんと妊婦さんとしている理由と対象人数および見込んでいる接種率や1回あたりの助成額を1,000円とした理由を尋ねました。
次に、新型コロナウイルス感染症自宅療養者配食サービス事業のうち、配食サービスが開始されるまでの2日間分の生活必需品・食料品の支給の対象者について質問しました。
健康福祉局長からは、インフルエンザ予防接種については厚生労働省が優先的に接種するよう呼びかけを行うとした高齢者や医療従事者、基礎疾患がある方、妊婦、乳幼児から小学2年生の児童の中から市が判断をし、助成費用については既に実施している自治体を参考にしたと答弁しました。
自宅療養者への生活用品等の支給については感染者のみが対象とされたことを受け、感染者だけではなく世帯や家族構成に考慮した支給をすることを要望しました。

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