令和二年7月13日

2020年6月定例会質問

【小林祥子議員】

コロナ禍における子育て家庭や妊産婦さんへの支援の強化について質問!

新型コロナ感染拡大により乳幼児の定期予防接種の接種時期がおくれた場合は自己負担なく公費での接種とすることになり、乳幼児健診については、保険センターでの健診が延期された場合、まずは、3ヶ月児健診について、医療機関での個別健診を受けられることとなります。
そして、県外移動の制限により里帰り出産ができなかった妊産婦さんへは、家事や授乳などへの支援である「産前産後ヘルプ事業」を一定期間無料で利用できるよう検討がすすむこととなりました。

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【中村満議員】

避難所における感染防止対策の強化について質問!

台風シーズンを控え、大規模災害の発生や不測の事態に備えて、指定避難所の過密状態を防ぐために、より多くの避難スペースを確保することが必要であり、市や国、県の所有する施設の更なる指定を進めるとともに、民間の旅館・ホテル等については協定を締結するなどの取り組みを進めるよう提案をしました。
市は指定避難所の更なる指定を進め、旅館・ホテル等については関係局と調整した上で、協定締結など取り組みを強化していく、と回答しました。

市営住宅を活用した住宅困窮者への住まいの確保について質問!

長期間応募がなく空室になっている住宅を対象に、単身者向けの住宅として活用するため、55㎡の面積要件を緩和することを提案。あわせて入居世帯の高齢化に対応するため、NPOや介護事業者などの空室提供等、福祉サービス向上の住環境を整えることを求めました。市は、課題の整理を進めるとともに、空室を活用した高齢者への支援策について、検討を進めてまいりたいと答えました。

市民の生命を守る民間木造住宅の耐震化について質問!

耐震化の促進に重要な役割を担う耐震診断員の総合的なスキルアップを図るため、低コスト工法・耐震シェルターや防災ベッドなどの専門的知識の習得のための関係団体による講習会・勉強会の開催を提案しました。市は耐震診断員の説明力向上や、改修につながるための手法を、新たに作成するマニュアルに積極的に取り入れ、周知を図るとともに、講習会・勉強会を開催すると答えました。

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【さかい大輔議員】

介護事業所のICT環境促進について質問!

コロナ禍において介護施設の多くで面会が制限されている中、市が行ったアンケート調査に対して多くの不安の声や相談が寄せられていることから、オンライン面会を促進するとともに今後の介護人材不安を見据えながらICT導入の促進を図るため、導入資金補助制度の積極的な周知啓発とキャリアアップ研修の導入を提案。市からは支援事業についてはネットへの掲載や事業者団体への紹介で周知を図るとともにICT研修プログラムの新設を検討との答弁を得ました。

市立病院におけるオンライン面会について質問!

コロナ感染拡大により市立病院では入院患者への面会禁止が続いており、面会できないことによる不安や心配が患者とご家族を中心に広がっていることを指摘し、今後の第二波、第三波に備えるためにもオンライン面会を直ちに導入するよう提案。市からは、特に隔離が必要な新型コロナ感染症入院患者について、早期のオンライン面会の導入を検討していくとの答弁を得ました。重ねて、全入院患者に対してオンライン面会の環境整備を強く要望しました。

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【田辺雄一議員】

生命を守る「津波フラッグ」の周知広報について質問!

東日本大震災の教訓をもとに、気象庁が津波警報等の視覚による伝達方法として赤と白の格子模様の旗(国際信号旗であるU旗)を「津波フラッグ」として使用することを省令で定めたことを受けて、市として障がい者団体や民間事業者の協力を求めた広報や学校での丁寧な周知を求めました。市からは障害福祉のウェブサイト「ウェルネットなごや」への掲載や団体などを通じた周知広報、学校における防災教育の一環として指導していくとの答弁がありました。

市立学校における感染防止と熱中症対策の両立について質問!

市立学校における新型コロナの「新しい生活様式」の中で、教室での常時換気(密閉対策)や机と机の距離を開ける(密集対策)そしてマスク着用や飛沫防止シート設置(密接対策)などの感染防止対策と暑さ・熱中症対策について教育委員会に確認しました。市教委からは授業中はエアコン・扇風機を稼働しながら窓の開放をすること、うちわや扇子の持参や授業中の水分補給を認めるほか、中学・高校では制服以外の涼しい服装での登校も認めていくよう学校に促すと答弁がありました。

指定管理施設における新型コロナの影響による減収状況と市の対応について質問!

国と県の緊急事態宣言・措置が解除されるまでの間、市有施設でも利用中止が続き市民会館やスポーツセンターなどの利用料金制度を導入している指定管理施設では利用料収入が激減し管理運営が困難になってきていることへの市の認識と対応そして雇用の維持について質しました。市は、2月・3月の減収の合計は約2億円になり、その分は事業者との協議により市が負担することにした。4月・5月分については協議中であり、6月以降も厳しい状況が続くことから本市の負担を検討したい、と答弁しました。

鶴舞線へのホーム柵設置について質問!

交通局では令和8年度に鶴舞線へのホーム柵設置を計画しており、広く市民の皆様にお知らせするためにホームページに掲載することを提案し、鶴舞線は名鉄との相互直通運転をしているためホーム柵設置が困難とされてきたが、設置に向けての課題と対応を質問しました。交通局からは令和8年9月のアジア競技大会開催までに整備することをホームページに掲載すると答弁するとともに、名鉄車両との扉の位置の違いを新型の開口幅の広いホーム柵導入を検討している等の説明がありました。

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