平成31年3月27日

平成31年2月 個人質問

【さわだ晃一議員】

「アジアパラ競技大会」を見据え宿泊施設等のバリアフリー化を促進!

2026年アジアパラ競技大会開催を見据え、期間中に各国から訪れる150万人以上の選手や観客に対応できるホテルや店舗等のバリアフリー化を推進するために質問。市は、提案通り①独自の厳しい基準を設定し②新基準をクリアしたホテルやお店を認定し③周知する方策を検討する方針を示しました。


【中村みつる議員】

改元日の対応について提案!

改元日を記念とした多くの婚姻届の提出が予想されることから、通常より多くの職員の配置や受付窓口の増設の必要性、また市有施設の来訪者にとって記念となる取り組みについて質問しました。市は、必要な体制を検討するという方針を示しました。

高齢者見守り活動の不安を取り除くマニュアルの作成を提案!

高齢者の見守り活動を行う中での緊急時の対応について、警察署や消防署、また高齢者の権利擁護の観点に治験のある弁護士なども加わってのマニュアル作成を提案しました。市からは検討するとの答弁がありました。


【こばやし祥子議員】

高齢者の居場所づくりについて質問!

名古屋市内には高齢者の総合相談窓口としての「いきいき支援センター」と「いきいき相談室」や高齢者同士が交流できる「高齢者サロン」があります。
今年2月1日にオープンしたコンビニ併設型第1号「ケアローソン」店内の「いきいき相談室」は、原則土曜日も営業し、平日相談に行けないご家族にも対応できる営業日を設定していることを例に挙げ、高齢者や家族が相談したり、高齢者同士が交流したりする場所をスーパー、ドラックストア、コンビニなど、身近な場所に設置することを提案しました。市から「気軽に利用でき身近な場所への設置が非常に重要。事業者への協力を得ていきたい」との前向きな答弁を引き出しました。


【福田せいじ議員】

名古屋南西部における治水対策について提案!

毎年全国的に降水量が観測史上を更新しており、特に東海豪雨以降、集中豪雨が頻発していることから、常に先を見据えた治水対策を実施すべきと長年訴えてきたことに言及。名古屋市南西部は、想定をはるかに超える豪雨が起きた場合に広域にわたって浸水する可能性があることを指摘。そこで広域的な浸水を防ぐため、西から東へ横断的に既存する荒子川、庄内用水と中川運河をネットワーク化し、雨水を中川運河へ連続して排水することで、広域的に治水対策が可能となる対策の提案をしました。また、雨水が集中する中川運河の水位を上昇させないため、各ポンプ場の排水機能を向上させるよう提案もあわせて行いました。
市長からは、「どえらいいい提案」「一体的な提案を頂いたのは初めて」「南西部の皆さんの暮らしの安全のために、チームも作り全力投球していきたい」との答弁がありました

SDGsの観点から持続可能な水質浄化について提案!

合流式下水道方式では、雨水と汚水を一本の管で水処理センターへ送るため、一定の降水量を超えてしまうと、汚水の一部を含んだ雨水が未処理のまま河川へ放流されてしまいます。そこで、汚水を河川に流出させない方策について、大雨や豪雨時にしか稼働していない雨水調整池を活用するよう質問しました。具体的には、通常の雨量では雨水調整池に雨水が流れ込まないように設置されている堰の高さを遠隔操作で上下させることによって、通常の雨量の場合であっても雨水調整池に雨水を流し込み、未処理下水の河川への流出を抑えるという方式の提案を行いました。市からは、効率的な対策の1つであると考え、既存施設での活用を行ってまいりたいとの答弁がありました。

建築工事等による道路施設のはそん防止について提案!

民有地内での建築工事や解体工事では、道路の掘削や工事車両の出入りにともない側溝が破損するなど道路が影響を受けることが多々あります。
破損してしまった側溝は市が税金を使って補修するケースもあり、こうした問題を回避するため、あらかじめ建築側の施工業者と道路管理者が申請や届け出の機会を利用し、協議することを提案しました。重ねて、関係機関が密に連携をとることの重要性を問いました。市は、建築確認申請や建設リサイクル法の届け出の機会を利用することは非常に有効な手段としたうえで、「関係機関との連携を含め横のつながりを強化することにより建築工事等による道路の破損防止に努めるとともに適切な道路の維持管理に努めていく」ことに加えて「施工業者への注意喚起と現地の道路管理をする土木事務所の案内を周知していく」との前向きな答弁をしました。