平成30年11月5日

9月定例会でも活発に質疑を行いました!

平成30年9月14日から34に間にわたって開かれた名古屋市会9月定例会では、条例案や平成29年度決算認定案などの審議が行われました。

公明党からは4名の所属議員が本会議質問に立ち、活発な質疑が交わされました。 三輪よしひろ議員(天白区選出)は、「食品ロス削減への取り組みについて」質問。まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品ロスを削減するため、賞味期限のある食品を生活困窮者らのために集める「フードドライブ」拠点の増設、本年10月を「食品ロス削減月間」と定め、重点的にイベント等で啓発をしていくことを提案しました。名古屋市は、環境学習センターに加え、駐車場が多い、なごや生物多様性センターにもフードドライブ拠点を新たに開設するとともに平成30年10月を「食品ロス削減月間」と定め、啓発を強化すると答弁しました。
さわだ晃一議員(西区選出)は、「動物愛護に取り組む民間組織の立ち上げについて」質問しました。平成29年度の殺処分頭数は、犬についてはゼロ、猫については、平成28度と比べ、約66%減らして76頭となっていることを指摘。そのうえで、犬の殺処分ゼロを継続し、猫の殺処分ゼロを達成するため、譲渡ボランティアのとりまとめや活動の拠点となるボランティアセンターの創設、譲渡ボランティアの育成や里親募集のネットワークづくりなどについて、行政の枠を超えて取り組む民間組織を市の主導で立ち上げたらどうかと質問。健康福祉局長は、動物愛護事業を担う民間組織の構築に向けて検討を進めると力強く答弁しました。
こばやし祥子議員(名東区選出)は、「災害時における哺乳瓶と液体ミルクの活用について」質問しました。本年8月に乳児用の液体ミルクの国内製造・販売が解禁されたことに触れ、「液体ミルクは常温で保存ができすぐに飲むことができるので水や燃料が確保できない災害時にも大変に有効であり備蓄が必要である」と主張。さらに封を開ければすぐに使用できる消毒済みの衛生的な使い捨て哺乳瓶も備蓄すべきと質問しました。こうした提案に対し市当局は、国内での製造・販売が開始された際に事業者と液体ミルクを調達する協定を結ぶこと、使い捨て哺乳瓶については来年度から備蓄すると明確に答弁しました。
中村みつる議員(中村区選出)は、「認知症による行方不明者の早期発見について」質問しました。認知症行方不明者の早期発見は至急対応すべき課題であり、名古屋市はGPS(全地球測位システム)を用いた捜索システムを多くの人が利用できるよう、負担を抑え本格実施すべきと力強く提案しました。健康福祉局長から「利用者負担に配慮し、速やかに本格実施に向けて検討を進める」との答弁を引き出しました。